滋賀県と言えば琵琶湖が有名ですが、琵琶湖に島があることをご存知でしょうか。

島全体がパワースポットと言われる「竹生島」もその一つです。

今回はそんな竹生島の魅力や、実際に訪れた感想をご紹介します。

竹生島はどんな島?

 

竹生島は琵琶湖北部にある無人島で、周囲2km、面積0.14平方kmの小さな島です。

滋賀県長浜市の湖岸からはおよそ6kmに位置しています。

史跡名勝天然記念物であり、2016年に日本遺産に登録されている貴重な島です。

もともとは神仏習合の島で、寺である「竹生島宝厳寺」と、神社である「都久夫須麻神社」が小さな島内に存在しています。

その他「三重塔」「龍神拝所」「舟廊下」などがあり、歴史的建造物を肌で感じることができます。

竹生島の見どころ

船から見る島

 

 

到着前に船から島を見ると、緑の生い茂る中から寺がちらりと頭をのぞかせています。

木々と寺の組み合わせが、なんとも魅力的な雰囲気です。

寺マニアの方には興味深い景色ではないでしょうか。

寺マニアであありませんが“島好き”な私にとっても、わくわくする風景です!

 

165段の階段

竹生島に到着してしばらく進むと、宝厳寺の本堂へ続く石段が迎えてくれます。

その石段は165段という長さ。斜面が急なので、すぐに息が上がります。

「祈りの階段」とも呼ばれていて、建物を築いた人々やそれを支えた人々の祈りが込められているのです。

なんだか見えない力に守られているような、温かい気持ちになります。

 

宝厳寺本堂

階段を昇ると待っているのは宝厳寺。

宝厳寺の本堂には、「日本三弁財天」に数えられる大弁財天が祀られています。

宝厳寺の名物の一つである「弁天様の幸せ願いダルマ」

本堂に入った瞬間に目を引く赤い集合体は、ダルマになった弁天様です!

近づくとなんとも愛らしい。

ダルマ弁天様の中に願いごとを書いた紙を入れて、本堂に収めます。

初穂料は500円。

弁天様がきっと、願いをかなえてくださいますよ!

 

三重塔

2000年5月、約350年ぶりに復元されたのが「三重塔」。

江戸時代初期に一度焼失してしまったそうです。

復元ではあるものの、古来の工法や装飾が忠実に再現されています。

新築の歴史建造物を見ているようで新鮮です!

三重塔が建築されたばかりの室町時代の人たち?と同じ目線になれたような気持にさせてくれますね。

 

舟廊下

宝厳寺観音堂と都久夫須麻神社の本殿の連絡通路のようになっているのがこの舟廊下。

朝鮮出兵の際に使用された豊臣秀吉の軍船「日本丸」の一部を利用して建てられています。

重要文化財にも登録されています。

 

国宝「唐門」・重要文化財「観音堂」

2020年に舟廊下とともに修理を終えた「唐門」と「観音堂」。

「唐門」には色鮮やかな装飾がされており、一つ一つに目を奪われます。

都久夫須麻神社 本殿

国宝である「都久夫須麻神社」の本殿。

伏見桃山城の束力使殿を移転したものとして、竹生島に存在しています。

琵琶湖の水を支配する神様「浅井比売命」が祀られているそう。

竹生島が琵琶湖を守っていることがわかりますね。

龍神拝所では、琵琶湖に面した鳥居にかわらけを投げる「かわらけ投げ」が名物です。

自分の名前と願いごとを書いて投げる「かわらけ」は、鳥居の間を通ると願いが叶うとされています。

売店では地酒を楽しめる

じっくり見ると時間は結構ギリギリなのですが、少し時間があるなーというときは、地酒や軽食を楽しめる売店があります。

ちょっとしたお土産なんかも。

出航時間を忘れないように注意しましょう!

 

 

竹生島に行くときの注意点

歩きやすい靴と動きやすい服装

先述のとおりですが、斜面が急で長い階段を昇ります!

昇るということはもちろん降りる。

ヒールを履いたり、動きにくい服装だったりすると、心から満喫できないことは目に見えて分かりますよね…

小さな島と言えど動き回るので、履きなれた歩きやすい靴・動きやすい服装で訪れましょう!

 

公式サイト:https://www.biwakokisen.co.jp/tourist_info/tourist_area_cat/chikubushima/