ヨーロッパでは外せない観光スポットである大聖堂(cathedral)や教会(church)。
荘厳な美しさに思わず息を飲む経験をした人もいるのではないでしょうか。
しかし、「教会」や「大聖堂」だったり、「cathedral」や「church」だったり、何で区別されているのかはよく分からないこともありますよね。
「規模の大きさが違うの?」「学校で勉強したchurchはあまり使わないの?」など疑問に感じることもあるでしょう。
今回は、そんなchurchとcathedralにはどのような違いがあるのか、徹底的に解説していきたいと思います。
そもそもcathedralとchurchの意味は?
それぞれの意味
- cathedral…大聖堂、司教座聖堂
- church…教会、聖堂、礼拝
これだけ見ると、「cathedral」の方が規模が大きく感じますね。
大聖堂と教会の違い
ここから、具体的に「大聖堂」と「教会」の違いを解説していきます!
大聖堂
カトリック教会で、司教区の中心になる教会堂。 教区司教の正規の座席(カテドラ)をもつもの。 英国聖公会・ギリシア聖公会では司教座聖堂(コトバンクより)
大聖堂とは、司教が座る椅子(司教座)が置かれた聖堂のことを意味します。
「cathedral」は、ギリシャ語で椅子を意味する「kathédra(カテドラ)」が由来です。
司教の公的なカテドラ(=司教座)が置かれた協会は「大聖堂」と呼ばれます。
決して規模の大きさで決まるわけではありません。
教会
同一の宗教、または信仰を奉じ、その教義を宣布する人々の組織。 また、その宣布、礼拝儀式を行なうための建物。 特に、キリスト教徒の組織、共同体または集会所。 教会堂。(コトバンクより)
教会は宗教集団や、その儀式のための建物とされています。
大聖堂よりも幅広く意味することがわかりますね。
また、大聖堂は教会の中のひとつということにもなります。
なので、例えば観光地の「教会」を調べても、ほとんどの場合は大聖堂がヒットすることも。
大聖堂・教会を訪れる際のマナー
旅行客にとっては観光地である大聖堂や教会ですが、その地域の住民や司祭者にとっては神聖な祈りの場です。
騒がしくしたり立ち入り禁止の場所に入ったりするのは言語道断。
場所によって違いはありますが、以下の点は注意が必要です。
- 露出の多い服装
- 写真撮影
- 飲食
- 騒音
- 走ること
参拝者の方に対する敬意を持ち、節度ある行動を心掛けましょう。